渡辺建設株式会社
木造住宅の常識を変える「新工法」
テクノストラクチャー工法は、パナソニック電工が開発した新しい木造住宅工法。オリジナルの複合梁と接合金具を使用し、邸別の構造計算を行う事で、今までの木造住宅の良さを伸ばしながら弱点を強化しました。
オリジナルな構造部分や高水準な木基礎仕様で耐震性と耐久性に優れた強固な構造体を実現しました。
●構造部材
■ テクノビーム(梁)
軽量鉄骨のH形鋼を芯材に、上下を集成材で挟んだサンドイッチ構造。長年にわたって荷重がかかっても、たわみの進行はほとんどなく、強靭な躯体を維持します。
■ドリフトピストン接合
大きな力のかかる柱接合部には、一般的な接合の3倍の力に耐えるドリフトピン接合を採用。ほぞ加工を施す必要がないので、最低限の断面欠損で高強度な接合を実現します。
■テクノ接合金具
梁、筋かい、垂木等の接合部に使用して、構造体をがっちり緊結。住まい全体が強力に一体化し、地震に強い頑丈な構造体をつくります。
■集成材柱
同寸法のムク材の約1.5倍の優れた強度を誇る集成材柱は、自然素材でありながら、工場生産による均一の高品質を実現します。
■テクノ束
床下で住宅全体を支える床束(ゆかづか)に、鋼製の「テクノ束」を採用。さびにくい特殊メッキで、湿気や白アリにも強く、抜群の強度と耐久性を発揮します。
■基礎仕様
地盤調査結果に基づいて設計。基礎の高さは、住宅金融公庫の基準値を超える400mm以上で、スラブの厚さも150mmと耐久性タイプの基準をも上回る強固な構造です。
※地域、敷地条件により仕様が異なります。
※数値はベタ基礎の場合です。
●構造計算
テクノストラクチャーならではの、構造計算システム「自動躯体設計システム」では、 設計段階のあなたの家の強度を、大きな地震を想定して徹底チェック。
地震に強い家になるまで、プロの目で一棟一棟確認して、 すべて合格したものがテクノストラクチャーの家となります。 それを証明する「住まいの診断書」もお渡ししています。
■基礎強度
大きな力が生じる部分にはより太い鉄筋を入れたり、鉄筋の本数を増やしたりして強度を確保します。
■柱強度
1本で強度が不足する箇所には近辺に柱を加えて強度を確保します。
■梁強度
梁の配置を変更して梁が負担する力を軽減させたり、断面が大きくより強度の高い梁を配置します。
■柱接合強度
ドリフトピン接合+ホールダウン接合により柱と土台にかかる力を強力に補強します。
■梁接合部強度
梁の配置を変更して接合部が負担する力を軽減させます。
■耐力壁の量
地域に応じた積雪量や風の強さも考慮した上で、十分な量の耐力壁が確保されているかどうかをチェックします
■耐力壁の配置
重心と剛心のずれをこの中に収めるように設計します。
耐力壁の配置バランスのチェックに「偏心率0.15以下」という基準を用いて全体的な壁配置をチェックします。
※偏心率とは?
建物の重さの中心(重心)と堅さの中心(剛心)のずれ具合を表します。値が大きいほど危険です。
■床強度
耐力壁が十分な強度を発揮するために、それらをつなぐ床面・屋根面などの水平面も徹底的にチェックします。大きな力がかかる部分にはより強度の高い床を配置します。
■専門スタッフによる責任設計
「自動躯体設計システム」においては、松下電工が一棟一棟責任をもって構造設計を実施しています。最新の建築構造知識をもった専門スタッフによる責任設計です
●耐震実験
テクノストラクチャーで実際に建てた家を振動台にかける実験で、震度7でも構造体の損傷・変形はなく、5回の激震にも十分耐える構造強度であることが確認されました。
■豪雪・台風・地震に強い■ 永く安心して住める真の「強い家」を求めて |